持ち株が上がってくると本当に嬉しいものです。
長期間保有していた銘柄ほど愛着もあり、手放したくなくなります。
株価が上がってくるとますます愛着が湧いてきます。
株に惚れ込んではいけない
どんどんその株に惚れ込んでしまいます。
勢い良く上昇している時ほど、どこまでも上がると錯覚をしてしまいガッチリホールドしてしまうのです。
そして、ガッチリホールドした結果、株価は下げに転じ一瞬の内に含み益すべてを吐き出し、吹き飛ばしてしまいます。
株価が行って来いならまだしも、含み損が発生したら元も子もありません。
以上は私の過去の体験そのものです。
失敗を重ねた経験からすると、多くの場合で、まだまだ上がると思った時が実は売りのタイミングです。
私の場合、持ち株に惚れ込み、株が上がってきても売ることができず、急落したところで泣く泣く処分売りをしたことが一度や二度ではありません。
株が上がった時に、まだまだと思う気持ちに決別できるかがすごく重要です。
上がったら売りたい人がたくさんいる
株が上がってくれば、利益を確定したい人、含み損を解消したい人など、株を売りたい人はたくさんいます。
株を売る人がたくさんいる
1.利益を確定する人
2.含み損を解消する人
3.株が下がることを期待して空売りをする機関や投資家
株が上がってくると、以上のような投資家や機関が売る側に回り、売り圧力となって株価は急落することもあります。
計画通り利食い売りをすること
相場の格言に「三割高下に向かえ」というのがあります。
三割程度上がったら一旦売って売却益を確保しなさいという教えです。
株が上がってきた時に、迷わないためにも最初にどの程度上がったら、売却するか自分でシナリオを作り決めておくことが大切です。
そして必ず実行すること
予め売り時を決まておくのです。
シナリオを作り決めておいても持ち株が上がってくると、欲が出てなかなか計画通りに売ることができなくなります。
この気持ちは人間であれば誰も同じで、恥ずべき事ではありません。
しかし、この欲に負けてしまうと、同時に株にも負けてしまいます。
そして、いつまで経っても自分のトレードを変えることができません。
清水の舞台から飛び降りるつもりで利益確定しましょう。
欲に逆らうのは勇気が必要ですが、「利食い千人力」という格言もあります。
これは、ある程度の含み益のところで利益を確定することの大切さを表現した言葉です。
まだまだと思った株価になったら、売るタイミングです。
「(前略) 相場は幸福感の中で消えていく 」
持ち株が下がってしまった時も同様で、まだまだと辛抱せずに思い切って損切りしましょう。
更に下げて不安になるよりも、処分して心の平静を取り戻すことで次のトレードに切り替えることができます。
お忘れなく。
最後までお読みいただきありがとうございます。