著書「超成長株発見法・IPOトレード入門」のライフサイクルパターンからテンバーガー期待銘柄を厳選して観察しています。
銘柄の厳選にあたっては、対象企業が「独自独特の事業」、「業界のオンリーワン又はナンバーワンで追随を許さない」、「新分野の新興企業」などの変革的な条件を一つ以上満たしているIPO銘柄を選びました。
また銘柄選定にあたってはIPO公開後一定期間経過しI-APフェーズに移行している銘柄。
理由はIPO銘柄は公開直後は値動きが激しいことや企業の経営状態や事業内容などを把握することが困難だからです。
著書「超成長株発見法・IPOトレード入門」で示されている6つのチャートパターンの中から、「遅咲き」、「パンプ&ダンプ」、「段階的上昇」に当てはまる銘柄を厳選しました。
銘柄選びの条件
- IPO公開後4年以内
- 事業が変革的である
- チャートパターンが遅咲き、パンプ&ダンプ、段階的上昇でI-APフェーズである
- 1日の売買代金が約10億円以上
本記事でテンバーガー候補とて取り上げた3銘柄です。
観察銘柄1、銘柄コード4443 Sansan
観察銘柄2、銘柄コード4385 メルカリ
観察銘柄3、銘柄コード4169 ENECHANGE
「観察の開始日は2021年11月19日」
記事中のIPO-AP、I-DDPなどの用語は下記のサイトを参考にしてください。
観察銘柄1、Sansan【銘柄コード4443】
Sansanはクラウド型名刺管理の法人向けサービスの草分け企業です。
類似企業は存在しているようですが、ほぼオンリーワン企業といえます。
個人向けビジネスSNS「Eight」を展開、毎年20~40%売上増を達成し続けています。
IPO公開は2019年6月、機関投資家監視期間I-DDPが1年以上、
2回の熟成ベース約1年を経て、I-AP期間に入っています。
重い腰を上げ始めた感があります。
日経平均とSansanの比較
日経平均とSansanのレラティブストレングスをチャート表示。
2021年7月以降、日経平均のチャートから上放れしました。
Sansanは遥か下を這う日経を見下ろしていい気分でしょうね多分(笑)
観察銘柄2、メルカリ【銘柄コード4385】
メルカリはフリマアプリ国内首位企業です。
他の追随を許さないナンバーワン企業です。
スマホ決済『メルペイ』事業や米国フリマ事業を強化中。
米国事業の赤字幅が縮小しており黒字化を達成し拡大が続けば成長が加速します。
メルカリのIPO公開は2018年6月、公開前より機関投資家や個人の人気を集め鳴り物入りで上場しました。
上場直後は人気を集めて急伸したものの、
その後は下落が続きI-DDPと長い熟成ベースを2回経てやっとI-AP期間に突入した感があります。
東証マザーズとメルカリの比較
東証マザーズとメルカリのレラティブストレングスをチャート表示。
2021年8月までは東証マザーズと似た動きをしていましたが、メルカリは9月に入って下から上へ突き抜け上昇に転じました。
モタモタしたマザーズ指数には付き合っていられない!グッバイ~…と言い放ちメルカリは旅立ちました(笑)
ちょうどI-APフェーズに入った時期と重なります。
米国株のmeta(facebook)のIPO後のメルカリのチャートパターンに類似しています。
こちらの記事で紹介しています。
GAFAの一つFB(Meta)がIPO後のメルカリのチャートパターンに酷似しています。テンバーガー銘柄に投資できれば金塊…
観察銘柄3、ENECHANGE【銘柄コード4169】
ENECHANGEは電力・ガス切り替えプラットフォーム運営や電力・ガス会社用クラウド型DX支援サービスを提供している新分野の振興企業です。
脱炭素社会の実現に向けた電気自動車(EV)の普及に向けて「エネチェンジEV充電サービス」を開始しました。
脱炭素のテーマは、現在世界的に最も重要で息の長いテーマとなりそうです。
日本政府も様々な脱炭素政策を打ち出してくることが予想され今後ENECHANGEの活躍の場が急拡大する可能性もあります。
IPO公開は2020年12月、翌月の1月にIPO公開後の高値を取った後は下落、
その後7か月間のI-DDPと2回の短い熟成ベースを経て現在I-AP期間に突入しています。
東証マザーズとENECHANGEの比較
東証マザーズとENECHANGEのレラティブストレングスをチャート表示。
ENECHANGEは短い調整を挟みながら上昇を続けています。
著書「超成長株発見法・IPOトレード入門」の売却ルール「アセンダールール」が最適です。
右肩上がりの上昇が続く限り、売却ルールに従い一旦売却して再度買っても良い銘柄です。
著書「IPOトレード入門 超成長株発見法」の売却ルールに従いENECHANGEを観察中です。 超成長株、テンバーガーに育…