「落ちるナイフはつかむな」の相場格言があります。
しかし、落ちるナイフの刃先をつかみケガをした残念な取引の話です。
毎日、毎日、大幅下落、誠に苦しい相場展開が続いています。
今日も、前日のニューヨークダウが約1200ドルの大幅な下げに見舞われ、暗黒で満ちた幕開けです。
日本市場が始まりましたが、朝からほぼ全銘柄が売り気配、私の登録銘柄も全ての銘柄が売り気配でスタートしていました。
そんな中、リバウンドを取ろうとして、下落中の株、落ちるナイフを掴んでみました。
結果は、刃渡り30㎝の刃先をつかみ取ってケガをしてしまいました。
こちらは、過去の暴落相場のチャートについて解説しています。
暴落相場での教訓
- 基本的に落ちるナイフには手を出さない
- もし手を出した場合、リバウドしたらすぐに売り抜ける
- リバウンドしなかったら、早めに損切りする
暴落相場でけがをしないためには、以上の事を心がけましょう。
では、残念な取引は以下の通りでございます。
皆様、「他山の石」としてください。
十分に下がったと判断したが
以前から観察していた銘柄、テレワーク関連のテラスカイも売り気配で始まり、株価がかなり切り下がっていました。
徐々に下がる売り気配を眺めていたら、助兵衛心が目覚めてきました。
それは、一旦下げてもリバウンドするはずだからそこを狙おうと考えたのです。
そこで、少し買ってみることにしました。
三回に分けてテラスカイを買った
一度に買うは避けて、三回に分けて100株ずつ買いました。
以下の通りです。
①テラスカイ 3915 買 02/28 09:08 約定済 100株 2,717円 寄り付き
②テラスカイ 3915 買 02/28 09:20 約定済 100株 2,655円
③テラスカイ 3915 買 02/28 09:28 約定済 100株 2,715円
三回に分けて、最初の100株の寄り付きより安く買えたのは良かったのですが、
平均買いコストは、約2,696円となりました。
下のチャートは、テラスカイの1日の値動きですが、赤矢印が買い,値、青矢印が売り値です。
全株、損切り処分
①テラスカイ 3915 売り 02/28 12:50 約定済 300株 2,653円
結局、約13,000円ほどの損失となりました。
一旦は、リバウンドもあったのでそこで売り処分すれば、利益が得られていました。
しかし、結果は落ちるナイフの刃先を掴んでケガをしてしまいました。
やはり、負けると、残念です。
一時的に含み益もあったが売り惜しみした
結局、13,000円の損失を出してしまいました。
買った直後には、本日の高値2,787円までありましたが、
もう少しと欲がでてしまい、結局は損切りでした。
ここのところ、テレワーク関連でブイキューブが高くなっているが、
まだテラスカイは評価がされていないため、
評価されれば大幅高を演じるのではないかと、期待をしていたのです。
結局、期待外れ、今日の取引も損切りで取引終了です。
ここ数日、負け続けています。
惨めさが募ります。
まとめ
「落ちるナイフは掴むな」の格言、知ってはいるものの、短期であればと手を出してしまいました。
結局、13,000円の損失で損切りでした。
アメリカにも同じような格言があるそうです。
「デッド・キャット・バウンス(dead cat bounce)」です。
死んだ猫でも高い所から落とすと、少しバウンドするという、なんと残酷な例えでしょうか。
日本の格言に直すと「落ちるナイフは一度床に落ちてもリバウドするので掴んではならない。完全に動きが止まってから拾いなさい」という意味だそうです。
今日は売却利益を得られるタイミングもありましたが、欲がでました。
改めて、落ちるナイフは掴むなを痛感させられた1日でした。
もう一度、暴落相場に参加するときに教訓です。
- 基本的に落ちるナイフには手を出さない
- もし手を出した場合、リバウドしたらすぐに売り抜ける
- リバウンドしなかったら、早めに損切りする
皆さま、くれぐれもご注意下さい。
下落相場が続く中、買いタイミングが難しい日が続きます。
早めの損切りは大切です。
また、できれば相場が完全に落ち着くまで高みの見物をおススメします。
私の投資を反面教師にしてください。