成長株を見つけるポイント
テンバーガーを達成した銘柄の右肩上がりのチャートを眺めていると、値上がり前のこの時に買っていればと思います。
また、過去に買ったことがある株が現在、大化けしており保有しておけば良かったと後悔することもたびたびです。
少しの値上がりで売却、少し下がったので損切、個人投資家のほとんどが大きく資産を増やすことができません。
個人投資家でも一度は耳にしたことがあるだろう世界屈指の投資家ウォーレン・バフェットはどんな基準で銘柄を選んでいたのでしょうか。
バフェットは105,000ドルを元手に成長株への投資を始め、実に300億ドル以上の資産を築きました。
バフェット流の成長株の探し方とは
バフェットの投資の基本は、
①今、「人気になっている業種や銘柄」には一切手を出さない。
②投資家が全く注目していない「優良企業」に長期的に投資する。
③そんな優良企業が悪材料で売られた時に買いに向かう。
ここでの「優良企業」とは、「消費者独占力」の強い企業のことで、前出のAmazonやコカ・コーラなどのことです。
一般の投資家は「今、人気となっている業種や銘柄」に乗り遅れまいと、買ってしまうことが往々にしてあります。
しかし、ブームは一瞬で終わりを迎えて、急伸した株は下落も激しいためすぐに含み損を抱えてしまうことも多いのです。
10倍以上になるテンバーガーの銘柄
米国ナスダックに上場しているAmazonの株価は20年で400倍、アップルは40倍、株式を上場して数年間はなりふり構わず赤字を継続していました。
Amazonのビジネスモデルの成長性に着目して長期投資をしていたら莫大な資産を築くことができたわけです。
日本市場での成長株を見つけるには
日本の株式市場においても、毎年テンバーガー銘柄がいくつか誕生しています。
では、一年間で2倍になった銘柄はどのくらいあるでしょうか。
2019年では約250銘柄
2018年では約100銘柄
2017年では約400銘柄
2018年は相場全体が低迷していた年だったので、少な目ですが、上場銘柄数が約3800社ですから、2107年では1割以上の株が2倍以上となったのです。
成長企業を探すためのひとつの基準として、先日経済産業省が発表した2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」を参考にしても良いと思います。
この中には、世界市場のニッチ分野で勝ち抜いている企業や、国際情勢の変化の中でサプライチェーン上の重要性を増している部素材等の事業を有する優良な企業113社が選定されています。
ニッチ企業、他の企業が真似することができない技術や製法を編み出していますので、将来的に需要が高まれば更なる成長が期待できます。
リストには、上場企業と非上場企業が混在していますが、上場企業は43社あり、人気のレーサーテックや旭化成、朝日インテックなどの企業も含まれています。
企業の成長性を研究、分析して中長期で投資することが基本だと考えています。
以前、ニッチ上場企業を調べた時のサイトです。
おはようございます。 損切り爺でございます。 損切り爺と名乗りながらも、時々損切りのタイミングを逃してしまい、だめだなと…
まとめ
バフェットの投資の基本は、まだ世間には知られていない成長株を見つけて、相場の下落時、銘柄の悪材料時などの安くなっているところを買うことです。
以下のことが基本となります。
①今、「人気になっている業種や銘柄」には一切手を出さない。
②投資家が全く注目していない「優良企業」に長期的に投資する。
③そんな優良企業が悪材料で売られた時に買いに向かう。
最後に金融英語を少しだけ
上場企業 Listed company
ニッチ産業 Niche industry
成長企業 Growing company
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