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知らなきゃ大損・誰も教えてくれない「高額療養費制度」

過去、私は「高額療養費制度」を知らずに大きく損をしました。

 イケてないシニアの幸爺です。

知っている人には当たり前、「なぜ、知らない!」と言われても、知らない人は知らないのです。  

ということで、国の「高額療養費制度」を知っているのと知らないのでは大違いです。  

病院に行きたい人などいるはずはないので、たぶん多くの方は医療費を積極的に調べようとはしないのです。

ましてや手術や長期入院など、考えたくもないし、医療制度を知らない人が多い原因かもしれません。

しかし、シニアになれば、これから先の健康のこと、お金のことが一番大切で気がかりで避けては通れません。  

万が一、自分や家族がそんな状況に至ったときに、まず気になるのが高額な医療費のことでしょう。

   

高額療養費と限度額適用認定証

もし入院が決まったら、水戸黄門様の印籠ともいえる「限度額適用認定証」を入手しましょう。  

事前に手続き、入手しておけば、高額な医療費を支払わなくても済みます。  

私は過去に、この「高額療養費制度」の存在すら知らず、後になって面倒な申請手続きをする羽目になりました。  

家族が長期入院となり、最初の2か月はこの制度があることすら知らなかったのです。

なぜか、なぜに、病院も看護師も患者と家族が泣いて喜ぶ「高額療養費制度」があることを教えてくれませんでした。  

日本には素晴らしい医療制度があるのに、なぜか国も自治体もこの制度のことを積極的に広報していません。 

制度を知らなかった私は、病院の会計窓口で国の健康保険で適用となっている3割負担の医療費をアホ面をこいて2か月間も支払いました。

金額も大きかったので夜中にもがき泣いて苦しみました。

後で「高額療養費制度」の存在を知り、病院の月ごとの領収書を必死こいてかき集め、請求申請を行い支払い分と自己負担限度額との差額を取り戻しました。

ちなみに、さかのぼりは過去2年間のようです。  

後で申請する方法は、非常に手続きがめんどくさく、更にその差額が振り込まれるのも3か月後という始末です。  

これを解決しはてくれるのが、先ほどの天下御免の「限度額適用認定証」です。  

令和の通行手形、又は水戸黄門様の印籠といっても過言ではない「限度額適用認定証」を入手しておけば、病院の窓口で自己負担限度額のみ支払えば済みます。  

少し大げさですが、備えあれば憂いなしとは、正にこのために作られた言葉かと思うほどです。

入院中でも、気が付いたら即「限度額適用認定証」を入手しましょう。  

「限度額適用認定証」の入手方法は後半で紹介、まずは「高額療養費制度」について知っておきましょう。  

この「高額療養費制度」を簡単に言えば、どんなに高額な医療費がかかっても、収入に応じて定められている自己負担限度額の医療費を支払えば済む制度です。  

自己負担限度額を超えた医療費は「全額カット」   ただし、健康保険適用外の治療費は対象外になるので注意が必要です。  

「食費」や「差額ベッド代」、「先進医療にかかる費用」は、高額療養費の支給対象外となっています。  

少し話がそれますが、ノーベル医学・生理学賞を受賞された本庶佑氏が中心になって開発した「オプジーボ」は健康保険の適用となりました。

しかし、殆どの最新医療は保険適用外です。  

ちなみに、オプジーボの実際の価格は、体重が60kgの人の場合で、1回の投与が180mg、約130万円もの薬代がかかるらしいのです。  

オプジーボは健康保険の適用になったので、医者が患者にはオプジーボが効果があるだろうと認めれば、自己負担限度額でこの治療を受けられます。  

以下が自己負担限度額の支払額です。  

69歳以下の自己負担限度額

  69歳以下の医療費の月間の自己負担限度額は以下の通りになっています。   高額療養費制度 69歳以下 表  

表の「赤枠のウ」の適用区分対象者を例にしてみます。

年収370万円~770万円の人の場合。   例えば、医療費が100万円かかったと仮定すると、   80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1%=87,430円  

「月間の自己負担限度額は87,430円」となります。  

どんなに高額の医療費がかかっても、病院の窓口にて87,430円を支払えば良いのです。  

また、該当する年に所得税を支払っている人は、医療費控除の確定申告をすれば、既に納めた所得税が還付される可能性もあります。  

医療費控除は10万円を超える医療費や薬代が対象です。  

70歳以上の月間の自己負担限度額

  2018年8月から、70歳以上の年収区分が3段階に細分化され、年収が370万円以上ある方は、69歳以下の方の年収条件と同じに変更されました。

    高額療養費制度 70歳以上 表  

過去12か月で限度額が多数回の場合は更に減額

  ここでの多数回とは、過去12か月で限度額を3回以上支払っている場合、4回目の支払いがさらに減額されます。  

減額される多数回該当は下記の通り。69歳未満も70以上もほぼ同様の条件となり、約半額になります。  

上限で3回以上支払った場合  

「限度額適用認定証」の入手方法

  入院や高額の医療費がかかることがわかったら、「限度額適用認定証」を入手しましょう。

「全国健康保険協会(協会けんぽ)」への申請

会社に勤務している方は、健康保険証のに「全国健康保険協会」〇〇支部と書かれているので、各都道府県の支部に申請します。  

申請と利用の流れは下図の通りです。

  限度額適用認定証の請求の流れ                                「出典:全国健康保険協会千葉支部」

●都道府県支部はこちらから、 各都道府県支部  

●申請書類のダウンロードはこちらから、 協会けんぽ提出用「限度額適用認定証」ダウンロード  

会社に勤めている人であれば、総務の人に依頼すればやってくれます。  

また、家族の病気を知られたくないなどで、頼みたくない人は自分で申請すればよいのです。  

「国民健康保険」は各市区町村へ申請

国民健康保険に加入している人は、お住いの市区町村の国民健康保険の窓口に申請します。

各市町村のホームページから申請用紙をダウンロードできます。  

お時間がある方は市区町村の窓口を訪れて詳しい説明を受けた方が良いでしょう。  

親切に教えてくれると思います。  

まとめ

過去に高額療養費制度の存在を知らず、損をした経験から記事を書いてみました。  

この私の体験は10年も前の事なりで、当時と比べるとこの制度はかなり普及しているのではないかと思います。  

最近、インターネットで「高額療養費制度」の認知度を検索してみたら、数年前のとある調査機関の発表では、約半数が認知していないという結果がありました。  

高額療養費制度を活用した時に感じたことは、入院や治療を受けるタイミングによって支払う医療費がかなり違ってくるケースもあります。  

つまり、現行の「高額療養費制度」では、医療費を月ごとに締めているため、1か月内に入院や治療が終わってしまえば、1回分の限度額医療費で済みます。  

しかし、2つの月にまたがると2回分の支払い、つまり2倍支払うケースがでてきます。  

例えば、5月20日に入院して治療を開始し、6月15日に退院したとすると、入院期間は26日間で1か月間には満たなくても、2回分の支払いが発生します。  

6月1日に入院し6月26日に退院、入院期間は同じ26日でも、1回分の支払いで済みます。  

治療、手術内容、入院日数が全く同じでも支払いは2倍になる計算です。  

国の医療保険制度上の手続きの問題だと思いますが、切り捨て御免で公平性の観点からは疑問が残ります。

もう少し、患者や家族にやさしい制度に改正すべきです。   

少し愚痴っぽくなってきたので、この辺で終わります。  

シニアの皆様、いつまでも元気に行きましょう。

ピンピンコロリで終りたいと切望する幸爺でした。

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