【暴落相場】買ったら即含み損|過去のチャートから怖さを学ぶ

「賢者は歴史に学ぶ」

ドイツ帝国の鉄血宰相と呼ばれたビスマルクの言葉です。

株式投資においては、過去の歴史は「チャート」です。

暴落相場は過去に何度もありました。

過去の暴落相場のチャートを観察し、いかに対処したら良いかを学ぶべきです。

まず、過去の暴落時のチャートをご覧ください。

下のチャートは、2018年10月~2018年12月まで下落相場のチャートです。

途中で2回反発をしていますが、最終的にはもう一度大きく暴落しています。

この間の日経平均は、24,400円から19,500円まで5,000円下げています。

2019年から上昇に転じましたが、

下落のはげしさに比べて上昇はとてもゆるやかです。

つまり、

「下げは速く、急げき」

です。

 

景気後退チャート

 

「下げは速く、急げき」

もっと、分かりやすいチャートの例があります。

2020年2月から3月にかけての暴落です。

2月中ごろの24,000円から3月中ごろの16,000円までの約1か月で約8,000円の暴落です。

その後、反転していますが、下落時に比べると上昇はゆるやかです。

「上昇には時間がかかる」

です。

 

感染暴落チャート

 

「木を見て森を見ず」でき危ない

木を見て森を見ず」ということわざがあります。

株式相場でいうところの、

「木」 ⇒ 個別の株

「森」 ⇒ 相場全体

です。

暴落では「木」ばかりに目を奪われていると、

即含み損を抱える可能性が高まります。

「木」 ⇒ 個別の株

つまり、ねらっていた「個別株」が想定以上に下げると、安いと思って

つい、「買って」しまうのです。

相場全体が暴落している時は、どんな株も下げます。

優良銘柄でも下げます。

一時的に上昇している「赤札銘柄」だって先はわかりません。

赤札銘柄

全体相場が暴落中に逆行高している銘柄を赤札銘柄。

暴落時に赤札銘柄を買推奨している人もいます。

しかし、今、赤札銘柄であっても、いつ下げに転じるか誰も分からないのです。

バフェットは暴落相場で底値を確認してから買いました。

Zizka Blog

株を買うタイミングについてバフェットの投資方針は、「悪材料がでたら上昇に転じから買う」、「安値に放置されている株を買う」…

では、底値を確認するためには、どうしたら良いのでしょう。

指標を使って底を確認しましょう。

MACDの指標を観察する

暴落時は、短期間で買った株価の1/3、1/2になることも。

下のチャートを見ると、暴落途中で小さな反発を繰り返しています。

しかし、その後さらに大きく下落しています。

チャートの下にある二本の線は指標のMACDです。

MACDでは、デットクロスからゴールデンクロスまで下げ続けています。

 

「デットクロス」とは、

長期移動平均線を短期移動線が上から下に突き抜けた時がデッドクロス。 これから相場が下落傾向になるかもしれないという売りサインのひとつ。

「ゴールデンクロス」とは、

短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜けた時がゴールデンクロス。 これから相場が上昇期入りになるかもしれないという買いサインのひとつ。

チャートのように、MACDのゴールデンクロスを確認してからとなります。

買ったら即含み損

まとめ

暴落相場では、ほぼ全ての個別株が下がります。

相場全体が下がっている時に個別株ばかりに気をとれらていると大きな含み損を抱えてしまいます。

暴落中に、注目していた個別株が安くなったと思って買うのは危険。

また、一時的に上昇している、赤札銘柄を買うことも推奨できません。

失敗をしないために、

今回は、暴落相場での買いのタイミングのヒントとしてMACDを取り上げました。

個人投資家の9割が損をしているといわれています。

大きく損をしないためにも、指標を確認してから、買っても遅くないです。

急がば回れ!

株式相場では「買いを我慢する」ことも必要です。

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