10万円以内で買える、ストック型ビジネスの「いい生活」をご紹介します。
低位株ですので、成長を期待して長期保有を考えています。
株価が1000円以内であれば、10万円以内で買えます。
銘柄はコード3796「いい生活」。
少し変わった社名で、覚えやすいてすね。
こちらはストック型ビジネスを展開する複数銘柄の記事です。
ストック型ビジネスの上場企業を紹介、銘柄選びで注意する点はニッチな事業である程度の市場規模があること、高値掴みをしない、…
ストック型ビジネスの「いい生活」
当社は、ストック型ビジネスで不動産会社向けのクラウドサービスを提供してます。
具体的には、全国の不動産会社に物件情報、顧客・賃貸・売買・契約情報管理など不動産業務をカバーするワンストップソリューションを提供しています。
このサービスを利用している企業は1440の不動産会社です。
下のグラフのように、ここ数年、契約法人、店舗数ともに伸びています。
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いい生活ホームページより
ストック型ビジネスの「SaaS」とは
クラウドサービスは、「SaaS」などと呼ばれインターネットを使ってソフトウェアを提供するシステムです。
「SaaS」は、月額課金制が主流になっていてサブスクリプション(サブスク)と呼ばれています。
いい生活の主要事業は、不動産販売や管理業務をサブスクで提供しているので、新規顧客が増えると比例して月額課金が増え積み重なるビジネスモデルです。
「SaaS」(Software as a Service:「サース」または「サーズ」)とは、ソフトウェアを利用者(クライアント)側に導入するのではなく、提供者(サーバー)側で稼働しているソフトウェアを、インターネット等のネットワーク経由で、利用者がサービスとして利用する状況を指します。
期待したい3つの要素
いい生活の期待できる以下の3つ要素について、
1.解約率が低い
2.経営陣が魅力
3.時価総額が低い
詳しく説明します。
1.解約率が低い
下の画像はストック型ビジネスの解約率(チャーンレート)を示したむグラフです。
ストック型ビジネスにおいて、解約率はとても重要な指標の一つです。
解約率とは、顧客維持に関する指標。 チャーンレート(churn rate)とも呼ばれる。 何名の顧客を維持し、どのくらいの価値があるのかを計るもの。
いい生活の素晴らしい点の一つがサービスの解約率が2%以下に抑えられていることです。
解約率が低いということは、サービスに対するユーザーの満足度が高いことの裏付けです。
解約率が低ければ、新規の顧客が積み上がり収益の伸びに直結します。
いい生活ホームページより
2.経営陣に魅力を感じる
いい生活の主要経営陣は4名、自社の株式を4名が12%ずつ保有しています。
当社が成長して株価が高くなれば、経営陣の株式資産も増加するのでモチベーションも高いことが推測できます。
合計で株式発行数の48%になります。
中村清高 87万株(12.0%)
前野善一 87万株(12.0%)
塩川拓行 87万株(12.0%)
北澤弘貴 87万株(12.0%)
上記の経営陣4名は全て投資会社のゴールドマン・サックス証券会社の出身です。
株価対策についてもベテランがそろっています。
3.時価総額が低い
いい生活の4月30日時点の時価総額は約32億円です。
他のクラウドサービスを提供している上場企業の時価総額と比べてかなり低いです。
時価総額を年間売上高で割った「PSR」が約1.52倍です。
32億円(時価総額) ÷ 21億円(20.3期売上予想) = 1.52倍
クラウドサービスを提供している企業のPSRの平均は10倍前後です。
巣ごもり関連で人気化したchatworkは16.6倍、人材管理システムのカオナビは14.7倍、名刺の管理会社Sansanは11.5倍まで買われています。
PSRとはPriceto SalesRateの略で、日本語では株価売上高倍率といい、時価総額(株価×発行枚数で表すマーケットにおいての価値)を年間の売上高で割ったものです。
売上高の増加が株主価値につながりやすい新興の成長企業の株価水準を判断する指標と利用されることがあります。
売り上げの同じ2社を比較したときは、PSRが高いほど株価は割高といえます。
出典:東海東京証券ホームページより
プラス1、入居申し込みがネットで完結する
新型コロナの影響により、対面式の販売方式はほぼ全ての業種において急速に減少。
百貨店などの売り上げが大幅に減少し、Amazonや楽天などのネット販売の売り上げが急増しいることからも状況が見て取れます。
この流れは進化しながら更に普及すると考えられています。
いい生活の不動産テックシステムでは、お住まいを探している方が物件を直接内見しなくても、Web内見やVR内見によって物件を検討し契約はネットですべてを完結させることが可能なデジタルトランスフォーメーションを推進しているのです。
いい生活の財務状況(2020年3月時点)
自己資本比率 | 81.7% | 非常に高い、一般的に40%以上あれば倒産しない。 |
利益剰余金 | 415百万円 | |
有利子負債 | 0百万円 | 有利子負債はない |
ROE | 予3.1% | やや低い。東証1部上場企業の平均8%、欧米企業10%超。 |
ROA | 予2.5% | 大企業のROAは2%台、欧米企業4%台。 |
営業CF | 484百万円 | 本業の儲け(※特に重要)、プラスであること。 |
投資CF | -432百万円 | マイナスは積極的に投資活動を行っている。 |
財務CF | -83百万円 | マイナスは借入金の返済や自社株買いを示す。 |
現金等 | 613百万円 | 会社の預金残高。 |
「自己資本比率」と本業の儲けを示す「営業キャッシュフロー」は特に重要な経営指標です。
自己資本比率は、40%未満になると倒産のリスクが高まります。
いい生活の自己資本比率が81.7%と非常に高く、倒産のリスクは非常に低いと判断します。
また、営業キャッシュフローでは484百万円と本業で現金収入を得ていることが分かります。
ROE(自己資本利益率)とROA(総資産利益率)は、稼ぐ力を測るモノサシとして重要視されていますが、いい生活の数値も平均よりもやや低くいです。
有利子負債はなく、財務の健全性が高いと言えます。
いい生活の四半期決算の推移(2020年3月時点)
下の表は、四半期決算の推移です。
2018年(青枠)と2019年(赤枠)の四半期比較で業績が伸びていることが確認できます。
マネックス証券銘柄スカウター
2月は前年同月比で若干マイナスでしたが、3月は新型コロナの影響が予想されたにも関わらず前年同月よりも伸びています。
マネックス証券銘柄スカウター
いい生活の売上高利益率の推移(2020年3月時点)
企業の利益率は重要な指標です。
2018年(青枠)と2019年(赤枠)を比較すると、利益率が伸びていることが確認できます。
上場企業の平均が4%前後ですので、当期は高めに推移しています。
他社が追随できない、マネすることができない「ニッチ」な事業を持っている企業ほど利益率が高くなる傾向があります。
例えば、半導体検査装置のレーザーテックの利益率は約30%、企業のIR・SRをサポートするアイ・アールジャパンホールディングスでは40%を超えています。
おはようございます。 損切り爺でございます。 損切り爺と名乗りながらも、時々損切りのタイミングを逃してしまい、だめだなと…
マネックス証券銘柄スカウター
いい生活の株価とチャート
2020年4月30日の株価は終値で441円です。
最近は、寄り付きで比較的高く寄り、中だるみの後、大引け間際に買戻しが入る動きをしています。
現在値 441
前日比 -4(-0.90%)
15:00
始値 440 09:00
高値 447 09:00
安値 417 09:18
前日終値 445
出来高 232,000株
給付金で200株を購入予定
10万円で成長期待の「いい生活」を購入しました。
しばらくは乱高下もありますが、長期で保有してみたいと思っています。
「注意喚起」
本ブログに記載している情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手していますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。ご存じのように株式投資は大きなリスクを伴いますので、投資の最終判断は必ず自己責任にてお願いします。