すかいらーくの75歳まで働ける雇用延長に思ったこと

2019年1月23日

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少し前に国は企業の継続雇用年齢を現在の65歳から70歳に引き上げる方針を表明しました。

今回はファミリーレストランの最大手「すかいらーくホールディングス」がアルバイトやパートが希望すれば、75歳まで働ける雇用延長制度を導入するとのことです。

超高齢化社会の日本において、官民双方からの高齢者の雇用継続のニュースです。

企業は深刻な人手不足に対応するためとはいえ、リタイア後の高齢者にとっては大変有難い社会環境だと感じています。

すかいらーくでは75歳まで働ける

人生100年時代を目前に控えている中で、平均寿命と健康寿命の差が大きく問題視されています。

個人的には、寝たきりになり介護を受けながら国の医療費に負担をかけて100歳まで生きても全く意味がないと思います。

高齢になっても心身ともに健康であることが最も重要ですが、この点において雇用が延長されることは意味があると考えています。

高齢者が仕事を持てば、まず「社会への積極的な参加が可能になり」、そして「希望や責任感を持つ」ことで、ひいては「健康寿命の延伸につながる」可能性があると思うのです。

高齢者を対象にした多くの調査研究で社会との接点が少なくなると短命になると報告されています。

外国人労働者の受け入れが難しい我が国で、すかいらーくと同様な動きが他業種にも広がれば、高齢者が生き生きと社会参加している姿は他国の見本となるでしょう。

例え老後の資金に十分な余裕がある人でも元気でいるためにアルバイトやパートに出れば良いのです。

日本は、世界に類を見ない超高齢化社会、どの国も経験したことがない社会です。

今回の雇用延長制度が、今後日本と同じような超高齢化社会の道をたどる国々に対しての成功例、見本となれば良いと思います。

ただ少し心配になるのは、高齢者の雇用延長が現役世代の仕事を奪うような状態、この摩擦は避けなければなりません。

仕事をすることは即社会参加

特に男性の場合は、仕事を定年退職すると突然に老け込んでしまう人が多いといわれています。

その点女性は、男性に比べて社会とのつながりが広くいつまでも元気な方が多いようです。

社会とのつながりが希薄になって、他人との接触や会話が少なくなると生きようとする活力も失われます。

活動範囲が狭まれば、体力や筋力、知力も低下します。

現在、男性の健康寿命は約72歳です。その後、平均寿命を全うする約10年間は要介護の状態です。

健康寿命を上回る75歳まで働けるとなれば、積極的に社会参加するために毎日の生活にリズムを持つように心がけるだろうし健康にも留意するでしょう。

私は75歳まで働ける雇用制度は健康寿命の延伸に寄与すると考えます。

健康に気を付けるようになる

高齢者の健康

特に日本人は他国の人に比べて、責任感が強い傾向があるので、仕事を持てば職場の人に迷惑をかけることを嫌って、健康に注意するようになるでしょう。

男性はリタイア後に寂しさから朝からお酒を飲んで体を壊す人もいます。

しかし、アルバイトやパートの仕事とはいえ、仕事についていれば、体を万全にしておこうと思うものです。特に高齢者の場合はその傾向は強くなります。

リタイア後に毎日が日曜日の生活では、健康の維持は難しいでしょう。

仕事をしていれば、朝決まった時間に起床し自然に生活のリズムが確立できます。

その習慣が健康の基本であると考えます。

仕事していれば奥様・家族とも平和になる

夫婦

熟年離婚が言われて久しくなりますが、奥様にしてみれば土日で我慢していた主人が毎日家にいるのです。

これを喜ぶ奥様も当然いらっしゃると思いますが、煙たがる奥様も多いのです。

ご主人がリタイア後も仕事をすれば、熟年離婚が減るかもしれません。

奥様にとっては、ご主人がリタイアするまで、平日の昼間の時間帯は奥様の大切な時間でした。

そこに毎日ご主人が居座っていて、「昼食の準備をしなければならない」、「お掃除の邪魔になる」、などなどちょっとした不愉快が積もり積もって、険悪な雰囲気になることは想像に難くありません。

まずは、ご主人も積極的に家事に取り組むことは言わずもがなですが、外での仕事があれば、このようなトラブルも大幅に減少するでしょう。

ご主人がアルバイトやパートに出かければ、奥様や家族と平和に暮らすことにつながります。

気持ちが前向きになる

希望の扉

リタイア後のアルバイトやパートの仕事は、会社組織で働いていた時とは違い、相対的に責任感やストレスも軽いはずです。

ローテーションによって決められたアルバイト、パートの仕事が終われば、毎日爽快な気持ちになるのではないでしょうか。

基本的にアルバイトやパートの仕事は、その日、その日の仕事が大半だと考えられます。

翌日以降に持ち越し引きずる事も少ないと考えられるので、その日が終われば、まずは達成感を感じやすいと言えます。

体をケアすれば健康寿命は確実に延びる

健康寿命の延伸

一企業が発表した75歳までの雇用延長制度が、今後どのくらいの広がりを見せるのかは分かりません。

高齢者が仕事を持って社会参加ができる環境があれば、間違いなく元気な高齢者が増えて健康寿命の延伸につながるはずです。

現役世代からリタイア後でも働けるように体のケアをしておきましょう。

ウォーキングと筋力トレーニングの習慣化です。

常に歩くことを意識していれば歩数は稼げます。

加齢とともに筋力の低下が顕著になりますが、60歳、70歳になっても成長ホルモンは分泌されていますので、肉などのたんぱく質をバランスよく食べて、筋肉を鍛えれば元気に動ける体を維持することが可能です。

 

将来、こんなコピーが出回るかもしれません。

 

「高齢者が経済を支える日本」

 

「なんと!健康寿命を大幅に延伸させた島国日本、その要因は雇用延長にあった」

 

今後、日本と同じように超高齢化社会となる多くの先進国の見本になリます。