スマートフォンの普及に伴ってスマホ証券が増えています。
LINE証券、ネオモバ、PayPay証券など10社近くあります。
スマホ証券はサービス提供会社によって売買の手数料や取引可能な銘柄などが大きく違っています。
スマホで株取引きを始める人にとって「どのスマホ証券を選べばよいのか?」迷ってしまいます。

初めて株式投資をする人にとって、スマホ証券選びは最初の壁になります。
そこで、本記事は国内で人気のスマホ証券5社を徹底比較しました。
ここに掲載したスマホ証券であれば、どこでも大丈夫ですが、スマホ証券各社によって取引条件やサービスが大きく違います。
【徹底解説】初心者におすすめのスマホ証券は?
【長々と読みたくない人のための簡単なまとめ】
・自己資金0円で株式投資を始める!
⇒LINE証券
・1株から積立投資、IPOにも申し込める!
⇒SBIネオモバイル証券
・最低1,000円から日米の有名企業株が買える!
⇒paypay証券
・毎月10取引まで手数料が無料!
⇒大和証券のCONNECT
・すべてお任せ!(米国ETF投資)
⇒WealthNavi
スマホ証券各社の比較
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それでは、一つ一つ、詳しく見ていきます。
今なら無料で3株もらえるLINE証券
2021年3月現在
取扱商品 | 国内株、ETF、REIT、投信など約3700銘柄、投信 |
取引単位 | 1株(1015銘柄) |
手数料 | 1株単位は無料(※➀スプレッドあり)、100株単位は買付無料、売却は99円~1771円 |
ポイント活用 | LINEポイント、LINE Pay |
サポート体制 | AIチャット |
キャンペーン | ※②初株チャンス、※③株のタイムセールなど |
特長 | 自己資金0円で株式投資をはじめられる |
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※➀「スプレッド」とは、例えば1株1,000円の株を買付けた場合、5円加算されて1,005円となること。この場合のスプレッド0.5%。
※②「初株チャンス」とは、LINE証券独自のキャンペーンで、新規口座を開設して、簡単なクイズに2問に解答し、2問に正解すると3株、1問に正解なら2株を指定された銘柄の中から選べる
※③「株のタイムセール」とは、LINE証券独自のキャンペーンで、時価の7%か5%か3%オフで購入できる。LINE証券口座開設全員が参加できる「タイムセール」と、参加条件を満たした人が参加できる「プレミアムタイムセール」の2種類あり毎月ランダムに開催される。
LINE証券の特徴は、なんといっても初株チャンスです。
LINE証券に口座を開設すると最大で3株プレゼントしてもらえます。
私もLINE証券に口座開設し3株をもらいました。
3株もらうにはクイズ2問に正解する必要があります。
初株チャンスのクイズとは?簡単な問題でネットで調べれば正確に答えられます。間違えるともらえる株数が少なくなりますので、確実に解答しましょう。
自己資金無しで株を保有しています。
キャンペーンでもらった清水建設3株を他の銘柄に乗り換え、その株が値上がりし資産が少し増えています。
株は売却して現金化、自分の銀行口座に入金することもできます。
「プレゼントされた株で損をすることは絶対にありません!」
株投資の初心者は、LINE証券を使って株取引の練習ができるので、おすすめです!
イチオシポイント
1、口座開設で無料で最大3株もらえる(簡単なクイズ3問に正解すると3株ゲット)
2、1株単位の手数料無料、スプレッドが低い
3、スマホ画面が使いやすく、初心者にもわかりやすい
悪い点
1、大きな取引に向かない(最大投資金額は各銘柄1,000万円以下まで)
2、NISA口座には対応していない(2021年3月現在準備中とのこと)
「NISA口座」とは、少額投資非課税制度のことで最大5年間、年間120万円までの非課税枠が利用できる。NISA口座で株式や投資信託を購入すれば、売却益や配当金(分配金)の税金がゼロになるという優遇税制のこと。
こんな人におすすめ
自己資金0円で株式投資をしたい方
少額取引で株式投資の練習をしたい方
できるだけ取引手数料を低くおさえたい方
わかりやすいスマホ画面でスムーズに取引したい方
LINE証券で0円で3株をプレゼントしてもらった体験ブログです。
画像をたくさん使って解説しています。
LINE証券に口座を開設して無料で3株もらったレビユーです。少額投資できるLINE証券メリットやデメリット、LINE証券…
1株の保有でも株主優待をもらえる銘柄をご紹介しています。
(※LINE証券以外でも株主優待をもらえます)
1株から取引できるLINE証券ですが、たったの1株の保有でも株主優待を受けられる銘柄があります。投資金額は数千円で投資企…
毎月定額買付サービスのSBIネオモバイル証券
2021年3月現在
取扱商品 | 国内株、ETF、REIT、投信など約3700銘柄、ひとかぶIPO(抽選) |
取引単位 | 1株(名証、札証、福証単独銘柄を除く) |
手数料 | 月50万円以内の売買では月220円 |
ポイント活用 | Tポイント |
サポート体制 | AIチャット |
キャンペーン | 紹介で5000Tポイント |
特長 | 1株単位でIPO銘柄に申込可能 |
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SBIネオモバイル証券の特徴は、「毎月の定額積立投資」です。
買付金額は1000円以上で1000円単位で設定できるので、毎月の余裕資金を積立の感覚で投資ができます。
例えば、将来的に成長が見込めると期待した銘柄を毎月設定した日に買い付けることが可能です。
設定可能な日数は月に1日~5日まで、買値を全体として平準化することができます。
ネオモバの注意点
上の取引画面で「現在値4,500円」、「1回あたりの買付金額5,200円」と表示されていますが、金額の差700円は買付時の最上限価格(ストップ高の価格)です。実際には買付設定日の前場始値で買付されます。
ネオモバは24時間いつでも買付と売却の注文ができますが、取引が約定するタイミングは以下の通りです。
◎「0:00~7:00に注文した場合」は当日前場始値で買付または売却
◎「7:00~10:30に注文した場合」は当日後場始値で買付または売却
◎「10:30~13:30に注文した場合」は当日後場終値で買付または売却
※当日のお取引の状況によっては約定しない場合がある。
◎「13:30~24:00に注文した場合」翌営業日前場始値で買付または売却
投資対象銘柄は、国内株式、国内ETF(国内上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)、インフラファンドなどです。
「インフラファンド」とは、発電所、空港、道路、鉄道、学校などの社会基盤 に投資し、そのインフラから得られる収益を分配金として配当するファンドのこと。
S株、ひとかぶIPO、iDeCoなどの様々な投資商品が用意されているのもネオモバイル証券の特徴です。
「S株」は、1株単位で少額資金での株式取引のこと。
「ひとかぶIPO」とは、IPO銘柄を1株から買付けできるサービスのこと。 IPOとは新規公開株のことで株式市場で新たに株式を売り出すこと。通常は、単元原則100株ずつの買付けだが「ひとかぶIPO」では1株から買付け可能。
「iDeCo」は、個人型確定拠出年金といい自分で作る年金制度のこと。毎月一定の金額を積み立て、定期預金・保険・投資信託といった金融商品で自ら運用し、60歳以降に年金または一時金で受け取る制度のこと。
Tポイントを活用して株式投資できる点もいいですね。
イチオシポイント
1、毎月100円からの積立投資
2、Tポイントを投資に活用できる
3、ひとかぶIPOに参加できる
4、月間の取引額が50万円以下の場合手数料は220円と低い
悪い点
1、取引しなくても毎月220円の手数料を取られる
口座開設の時にクレジットカード登録が必須で、毎月定額の手数料はクレジットカードから引き落とされる。ただし、毎月200Tポイントが付与され投資に活用できる。
2、iDeCo口座は設置されているが、NISA口座には対応していない
「NISA口座」とは、少額投資非課税制度のことで最大5年間、年間120万円までの非課税枠が利用できる。NISA口座で株式や投資信託を購入すれば、売却益や配当金(分配金)の税金がゼロになるという優遇税制のこと。
2、指値の注文ができない
指値の注文とは、希望する売買価格を指定して発注すること。
こんな人におすすめ
毎月定額積立で株式投資をしたい方
Tポイントを株式投資に活用したい方
IPO(新規公開株)に興味のある方
米国株も投資可能なpaypay証券
2021年3月現在
取扱商品 | 国内株、米国株、ETFなど319銘柄 |
取引単位 | 1000円 |
手数料 | 取引額の0.5% |
ポイント活用 | PayPayボーナス |
サポート体制 | 電話、メール |
キャンペーン | ※キャッシュバックキャンペーンなど |
特長 | 米国株に投資できる |
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※キャッシュバックキャンペーンは、抽選でキャッシュが当たるキャンペーンで、定期的に期間限定で開催しているpaypay証券独自のキャンペーン。
paypay証券の特徴は、なんといっても米国株に投資ができることです。
1000円から日米の大企業に投資できるので、余裕資金があるときにゲーム感覚で投資ができます。
また、PayPayボーナスを株式投資に活用できる点も魅力です。
イチオシポイント
1、Amazonやappleなどの米国株に1000円単位で投資できる
2、米国株なら夜中でも取引ができる
3、PayPayボーナスを投資に運用できる
悪い点
1、投資情報が少ない
2、売買できる銘柄が限られている
こんな人におすすめ
米国株の有名企業に投資してみたい方
PayPayボーナスを投資活用したい方
NISA口座にも対応したCONNECT
2021年3月現在
取扱商品 | 国内株、ETF、REIT、投信など約4000銘柄、投信、、IPO(新規公開株) |
取引単位 | 1株(一部の銘柄)、毎日100円積立投信 |
手数料 | ※➀毎月10回取引分の無料クーポン、取引額の0.033%(ただし手数料の上限は660円)、ひな株(1株単位)取引は0.5%のスプレッド |
ポイント活用 | ストックポイント、ポンタポイント |
サポート体制 | チャット、LINE、メール |
キャンペーン | ※②アプリ口座開設2000ポイントプレゼントなど |
特長 | NISA口座に対応している |
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※➀「毎月10回取引分の無料クーポン」は、毎月10回分の売買手数料が無料になるクーポンが配られる。クーポンは翌月まで繰り越しが可能。信用取引口座開設者には、さらに10回分のクーポンが配布される。
※②「アプリ口座開設2000ポイント」はアプリから新規に口座開設すると2000ポイントがプレゼントされる。
CONNECTの特徴は、IPO銘柄が豊富であることです。
また、取扱商品は限定されておりスマホ画面が見やすく操作もシンプルです。
取引できるのは国内株のみで、売買手数料も低くおさえられています。
株の売買に慣れたい方にはやさしいサービスです。
毎月10回分の無料クーポンがつくので、売りと買いの5回分の手数料が無料になります。
また、ストックポイント、ポンタポイントを投資に活用することができます。
イチオシポイント
1、NISA口座に対応している(他のスマホ証券にはない魅力です)
「NISA口座」とは、少額投資非課税制度のことで最大5年間、年間120万円までの非課税枠が利用できる。NISA口座で株式や投資信託を購入すれば、売却益や配当金(分配金)の税金がゼロになる優遇税制のこと。
2、IPO(新規公開株)が豊富である
3、毎月付与されるクーポンで10回まで無料で株の売買ができる
4、取扱商品がシンプルでスマホ操作がわかりやすく簡単
5、スマホゲームを楽しみながら投資ポイントが貯まる
悪い点
1、シンプルなだけに投資商品、投資情報が少ない
2、ひな株(1株)取引では、スプレッド(0.5%)のコストが発生する
こんな人におすすめ
まず、投資の疑似体験をしたい方
取引手数料を低く抑えたい方(月10回取引無料クーポン)
わかりやすいスマホ画面でスムーズに取引したい方
資産運用をおまかせするウエルスナビ
2021年3月現在
取扱商品 | 海外ETF(投資一任型のロボアドバイザー) |
取引単位 | 最低投資金額は10万円、自動積立の最低積立金額は1万円1株 |
手数料 | 預かり資産の1.1% |
ポイント活用 | なし |
サポート体制 | 電話、メール |
キャンペーン | マイルなど提携ポイントが貯まる |
特長 | 資産形成をおまかせ |
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ウエルスナビの特徴は、投資をすべておまかせすることです。
投資方針は「長期・積立・分散」、老後に向けての資産運用を計画的にしたい方に向いています。
投資は全てロボアドバイザーにおまかせ、自分で銘柄などの投資対象を選ぶ必要もありません。
ウエルスナビは、投資の勉強や研究をする時間がない方、面倒くさいと思う方に向いています。
ただし、最低取引額は10万円、手数料が預り資産の1.1%と他のスマホ証券に比べて高めです。
自分で考え、株取引を楽しみたい方には不向きです。
マイルなどの提携ポイントをためることができます。
イチオシポイント
1、投資をすべておまかせしたい。
2、NISA口座に対応している
「NISA口座」とは、少額投資非課税制度のことで最大5年間、年間120万円までの非課税枠が利用できる。NISA口座で株式や投資信託を購入すれば、売却益や配当金(分配金)の税金がゼロになるという優遇税制のこと。
悪い点
1、最低投資金額が10万円と高い
2、手数料が1.1%と高い
こんな人におすすめ
老後の資金に不安を持っている方
自分で投資をすることが面倒な方
投資のリスクをおさえたい方
Q1.スマホ証券の口座開設は誰でもできますか?
「20歳未満の方」、「証券会社へ勤務している方」、「海外居住・日本国籍以外の方」はスマホ証券の口座開設はできません。
口座を開設には「個人情報などの入力」、「マイナンバーカードや免許証などの本人確認書類のアップロード」、「パスワード受け取りと設定」など、スマホだけで口座開設をすることができます。
※ネオモバの口座開設にはクレジットカードが必要です。
Q2.口座開設するだけでお金がかかりますか?
ほとんどのスマホ証券は口座を開設するだけでは、手数料や費用などのお金はかかりません。
ただし、SBIネオモバイル証券の場合、取引をしなくても毎月220円の手数料が発生します。200ポイントはTポイントとして戻ってきます。
Q3.結局どのスマホ証券にすればいいの?
ご紹介した通り、スマホ証券は各社、サービスやキャンペーンが異なっています。
なので、どこのスマホ証券が一番とは言えません。
自分の投資スタイルで選ぶのが一番良いのですが、投資スタイルが定まっていない場合は迷いますよね。
ほとんどのスマホ証券は口座を開設しても、取引をしなければお金はかかりません。
(※SBIネオモバイル証券は取引をしなくても毎月220円の手数料が発生します。)
逆にキャンペーン中であれば無料で株をもらったり、ポイントをゲットできます。
考え方次第ですが、複数のスマホ証券の口座を開設し各社のキャンペーンに参加、メリットを受け取っても良いでしょう。
私の体験から初心者の方であれば、まずは無料で最大3株をもらえるLINE証券から始めることをおすすめします。
まとめ
人気スマホ証券5選をご紹介しました。
スマホ証券は、スマホだけで口座開設から銘柄選び、売買注文や残高照会などすべてが完結するように設計されています。
取引単位も1株単位、少額から株式投資を始められますが、株価は値下がりリスクがありますので、必ず余裕資金の範囲ではじめてみましょう。
株式売買には、取引手数料やスプレッドなどの費用は、スマホ証券によって取引金額や回数などの条件が異なっており、一概にどこが一番低いとは判断できません。
ご自分の投資スタイルに合わせてスマホ証券を選びましょう。