ダブル・スコープ(6619)の売り時を移動平均線から考察して判断する方法

上昇局面が続くダブル・スコープ(6619)の売り時を考察してみます。

2022年9月3日、上げ下げを繰り返しつつ右肩上がりのチャートです。

移動平均は21日、50日、100日の3本。

前回の高値は8月17日の2536円です。

 

持ち株のきれいな上昇局面を眺めているとウットリし夢中になります。

しかし、どこまでも上がり続ける株はありません。

夢心地の時ほど注意が必要です。

アメリカ生まれでイギリス人の著明投資家であったジョン・テンプルトンの言葉を引用します。

強気相場は、悲観のなかに生まれ、懐疑のなかで育ち、楽観のなかで成熟し、幸福のなかで消えていく

上昇局面で含み益を積み重ねていても下落基調に転換すれば含み益もあっという間に吹き飛びます。

そうならないためにも自分の売却ルールを持つことが重要。

売却ルール作りには移動平均線を組み入れることをおすすめします。

ダブルスコープの売り時をチャートから検討する

私が使う移動平均線は21日、50日、100日の3本です。

今後とも右肩上がりが続けば移動平均も追随、パーフェクトオーダーの状態が続きます。

「パーフェクトオーダー」とは

3本の移動平均線が上から短期・中期・長期の順番で並び、3本の移動平均線の傾きが右肩上がりで一致している状態を指します。

しかし、株価の下落が続くと右肩上がりの移動平均線は放物線を描きながら右肩下がりに転換します。

過去のエネチェンジのチャートを参考にします。

チャート上の△の部分を見ると21日線に接触したものの、割り込むことなく急反発しています。

ところが、〇の部分では21日線を勢いよくあっりと割り込み下落基調に転換しています。

移動平均線も放物線を描いていますよね。

それも短期間に50日線と100日線もあっさりと割り込んでしまいました。

移動平均線は21日、50日、100日の3本も右肩下がりに転換、パーフェクトオーダーが崩れています。

 

赤丸のチャート部分はテンプルトンのいう「幸福の中」、幸福の絶頂期です。

更なる上昇を期待して買った人、まだ上がると信じて保有した人、もう危ないと売った人もいたでしょう。

この後は悲惨なチャートになりました。

過去のチヤートを見ると、ここが売り場だったと意見を言うことは簡単です。

当事者はもっと上がると信じ売却することは至難の業です。

だからこそ、感覚的に売買をするのではなく、移動平均線などを利用し機械的に売買することが重要なのです。

21日移動平均線を基準にしていれば青〇の部分で売却したはず。

 

ダブルスコープの売り時をチャートから判断する

エネチェンジのチャートを参考にして、

私はチャートが以下の条件の時に売り時と判断します。

◎「21線を割り込んだところで半分を売却」

◎「次の50日線まで下げるようであれば残りの半分を売却」

最初に売却時の移動平均線を決めておく

上がる株はいつかは下落します。

売却の移動平均線を決めておきましょう。

多くの投資家は最初に決めたルールを守れずに含み損を抱えるケースが多いです。

株を売却するときに感情に流されずに最初に決めたルール通り機械的に実行すべきです。

下のチャートにはダブルスコープの5本の移動平均線を入れました。

日本の投資家が参考にしている代表的な移動平均線です。

多くの人が観察しているからこそ、移動平均線近辺では出来高が多く、株のボラティリティも大きくなる傾向です。

あなたはどの移動平均線で、持ち株を何株売却しますか?

もちろん移動平均線は日々変化するので最新のチャートを観察しておきましょう。

そして株価が目標の移動平均線に近くなったら、逆指値注文(指定の株価に達したら売却を実行)を入れておくべきです。

 

 

まとめ

株の売り時は本当に難しく、私も何度となく失敗を繰り返してきました。

同じ失敗を繰り返さないためには、自分の売却ルールを持っておくことです。

そのツールとして移動平均線は大変有益な指標です。

私の場合、株価が21日線、50日線、100日線の3本の移動平均線をそれぞれ割り込んだ時に、売却を実行します。

3本の内どの移動平均線で売却するかは買値や持ち株数で判断します。

さらに移動平均線を5本に追加しても良いです。

今回はダブル・スコープの売り時を移動平均線から考察する方法をご紹介しました。

 

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