シルバー人材センターの時給・報酬・給与は?4つの就業形態で異なる

シルバー人材センターの給与や報酬、日給、時給はいくらに設定されているのでしょうか。

現在シルバー人材センターでは、「請負」、「委任」、「派遣」「職業紹介」の4つの勤務形態があります。

この4つの勤務形態について、分かりやすく説明します。

損切り爺
以前に比べてシルバー人材センターの雇用形態が増えていますよ!

以前はシルバー人材センターの仕事形態は、「請負」のみで、

会社員やアルバイトのような給与や時給制ではなく、

一つの仕事に対しての報酬額がいくらと決められていました。

しかし、近年は人手不足や企業の要望や働き方改革などもあって働き方の形態も大きく変化しています。

具体的には、「請負」、「委任」、「派遣」「職業紹介」の4つの勤務形態が設定されています。

 

当記事の内容はこちら

  1. シルバー人材センターはどんな組織
  2. シルバー人材センターの働き方は4種類もある

 

シルバー人材センターの時給・報酬・給与は?

シルバー人材センターは、全国の各地方自治体に設置されている公益法人です。

公益法人ですので、都道府県知事の認可を受けて設立されています。

現在、全国には約1300団体ものシルバー人材センターが存在しています。

地域の行政や企業、個人から高齢者に適した仕事の依頼を受けて、会員登録した高齢者に仕事を提供している機関です。

シルバー人材センターの仕事をするには、まずは「会員登録」(以降「会員」)が必要になります。

現在、シルバー人材センターに登録している会員数は約72万人に及びます。

登録している会員の平均年齢は72歳です。

近年、平均寿命が延びている状況から、会員数や会員の平均年齢も今後更に伸びることが予想されています。

お住いの最寄りのシルバー人材センターをお探しの時は、インターネット検索で

「地域名 シルバー人材センター」で表示されます。

  例えば、以下を入力すると、

 

横浜市シルバー人材センター

 

上位に「地方自治体名+シルバー人材センター」の公益財団法人が表示されます。

 

公益財団法人横浜市シルバー人材センター

 

シルバー人材センターの4つの就業形態、雇用形態

シルバー人材センターの4つの就業形態

シルバー人材センターでのお仕事の種類は多岐にわたります。

1か月の仕事時間は80時間未満と決められています。

平均的には、週に2~3回、1日4~5時間程度の仕事時間を希望する人が多いようです。

では、4つの就業形態についてご説明します。

請負の就業形態・雇用形態

企業や個人からシルバー人材センターが委託された仕事を会員が請負う方式です。

よって、シルバー人材センターに雇用されるものではありません。

仕事は、ボランティアではないため、高齢者といえども仕事には質の高さが求められます。

そのため、請負仕事にはマニュアルが整備されており、マニュアルに準じて仕事に取り組みます。

 

①企業や個人から仕事の依頼

  ⇅ 仕事の受委託契約

②シルバー人材センター

  ⇅ 仕事を請負契約

③会員

 

例えば、公共施設の屋内外の清掃の仕事を例にとります。

清掃の仕事の規模が大きくなると会員数人でチームを組みます。

そして、シルバー人材センターからの仕事の委託を請負います。

チームで仕事を請負う場合は、そのチームのリーダーとサブリーダーを決めます。

請負では報酬は配分金としてシルバー人材センターより支払われます。

請負の保険の加入

請負は、労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金の加入はありません。

 

委任の就業形態・雇用形態

企業や個人からシルバー人材センターが委任された仕事を会員に委任する方式です。

よって、シルバー人材センターに雇用されるものではありません。

請負と委任の違いは、

「請負」では、請負った仕事を完成する義務があります。

「委任」では、仕事の性質上において完成の義務を負うものではありません。

 

①企業や個人から仕事の依頼

   ⇅ 仕事の委任契約

②シルバー人材センター

   ⇅ 仕事を委任契約

③会員

 

委任では報酬は配分金としてシルバー人材センターより支払われます。

委任の保険の加入

委任は、労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金の加入はありません。

確定申告

仕事は、請負ですので確定申告が必要になります。

確定申告では請負仕事の現場までの交通費などの経費も申告の対象です。

派遣の就業形態・雇用形態

シルバー人材センターから企業などに派遣され、そこの社員の指示を受けて働きます。

派遣の場合のみ、シルバー人材センターに雇用されます。

 

①企業などから仕事の依頼

   ⇅ 仕事の派遣契約

②シルバー人材センター

   ⇅ 仕事を雇用契約

③会員

 

近年、企業からはの派遣タイプの希望が増えています。

派遣業務で一番多い仕事が送迎業務ですが、経理補助や営業事務などの事務職も増えています。

その他にも、マンションの管理人、お中元やお歳暮の受付業務などの派遣業務があります。

派遣では報酬は賃金としてシルバー人材センターより支払われます。

派遣の保険の加入

労災保険に加入します。

また雇用保険は、

「1週間の所定労働時間が20時間以上」で、

「31日以上の雇用見込み」がある場合には加入します。

健康保険は74歳まで、

「1日または1週間の労働時間」および「1月の所定労働日数」が

通常の労働者の4分の3以上の場合に加入します。

厚生年金は、

「69歳までの年齢条件」で、

「1日または1週間の労働時間」

および

「1月の所定労働日数が通常の労働者」の4分の3以上で加入します。

 

職業紹介の就業形態・雇用形態

シルバー人材センターの「職業紹介」とは、企業などの求人と求職者の間の雇用関係の成立をあっせんする形態です。

職業紹介は、ハローワークに近い形態です。

求人先の企業が会員を雇用します。

 

①企業から求人

   ↓ 求人申込み

②シルバー人材センター

   ↑ 求職申込み

③会員など

 

「職業紹介」は会員および会員以外の高齢者、会員以外の地域の高齢者も対象としています。

職業紹介では給与や時給などは雇用先企業から支払われます。

職業紹介の保険の加入

労災保険に加入します。

雇用保険は、

「1週間の所定労働時間が20時間以上」で、

「31日以上の雇用見込み」がある場合に加入します。

健康保険74歳まで

「1日または1週間の労働時間」

および

「1月の所定労働日数」が通常の労働者の4分の3以上の場合に加入します。

厚生年金は、

69歳までの年齢条件で、

「1日または1週間の労働時間」

および

「1月の所定労働日数」が通常の労働者の4分の3以上の場合に加入します。

シルバー人材センターの仕事内容

シルバー人材センターの仕事内容

 

希望の仕事を選んで、その仕事に必要なスキルを身に着けるための就業支援講習を受けることも可能です。

就業形態は4つありますが、具体的な仕事は下表をご参考にしてください。

仕事の具体的な内容

職種 具体的な仕事内容
事務職 一般事務、営業事務、経理事務、調査・集計事務、筆耕・宛名書き、パソコン入力
営業販売 接客販売業務、販売員店番、配達、集配、集金、電気、ガスなどの検針
サービス 個人宅屋内清掃、エアコンクリーニング、着付け、雪かき、犬の散歩、家事援助、料理、育児支援、子守、ベビーシッター、引っ越し、家具の移動、片付け、病院や施設の調理補助、介護に付随する業務
施設管理 公共施設、団地、ビルなどの屋内外の清掃
一般作業 除草・草刈り、屋外清掃、屋内清掃、包装・梱包(封入、袋詰めなど)、
農作業(種まき、水やり、収穫など)、エアコン・換気扇の清掃、チラシ・ビラ配り、荷造・運搬マンション、団地、個人宅
大工仕事 家具修理、網戸の張替え
運搬、整理 駐車場や駐輪場の整理、放置自転車の運搬
輸送 車での送迎
その他 刃物研ぎ、パソコンやスマホの講習、家庭教師、学習教室の講師
翻訳・通訳(英語)、翻訳・通訳(英語以外)

 

請負の報酬とは?

シルバー人材センターからの「請負」の報酬について解説します。

「請負」ではシルバー人材センターとの雇用関係はなく、月給、日給、時給制ではありません。

一つの仕事に対して報酬額が決定されますので、請負った仕事を完了したら報酬額の支払いが決定します。

一つの仕事とは、例えば「網戸の張替え●枚」、「障子の張替え●枚」、「草刈り●●㎡」などです。

報酬額を従事した時間数で割ると時給の目安が算出できますが、国の最低賃金を下回るケースも多いと思われます。

仕事を請負う前に、シルバー人材センターに見積書を依頼しましょう。

従事する時間を想定するのは難しいかもしれませんが、一つの目安になると思います。

 

地域別最低賃金の全国一覧

 

シルバー人材センターでは何歳まで働けるの?

シルバー人材センターに入会できるのは60歳以上のシニアとなっていますが、定年は特に決まっていません。

自分の体力が続く限り仕事を続けることが可能です。

会員の中には80歳を超えて働いている人もいます。

 

シルバー人材センターの職業訓練

シルバー人材センターは再就職に向けて庭木の剪定・調理補助・事務補助・清掃などの短期間の講習会を実施しています。

地方自治体によって、、職業訓練の内容は異なりますので、地域のシルバー人材センターに確認してみましょう。

シルバー人材センターに登録

シルバー人材センターの仕事をするにはまずはシルバー人材センターに登録する必要があります。

年会費を支払う必要があります。

①60歳以上で健康であること。

②説明を受けること。

③年会費を支払うこと(地域によって年会費は異なりますが、年会費1000円〜3000円が中心です)

 

まとめ

シルバー人材センターでの就業形態は「請負」、「委任」、「派遣」、「職業紹介」の4種類あります。

それぞれの就業形態で雇用形態が大きく異なりますので注意が必要です。

会員対象に就業支援のための講習会も開催されていますので、希望の職種を選び講座を受講することもできます。

多くの会員は、シルバー人材センターの仕事をすることで住んでいる地域に貢献できます。

まて、収入が得られ、仕事を通じて新しい仲間ができることを喜ばれているようです。

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