当サイトはIPO銘柄を対象に著書「IPOトレード入門 超成長株発見法」から高成長株の発掘を目指しています。
IPO銘柄の株価チャートが定める基準を満たしていれば継続監視、基準から外れた時点で監視銘柄から除外します。
定める基準は「段階的上昇」と「パンプ&ダンプ」に「遅咲き」を加えた3パターンです。
6つのライフサイクルパターンに分類しましたので参考にして下さい。
ご訪問頂きありがとうございます。 IPOは個人投資家に根強い人気があります。 しかしIPO銘柄にはファンダメンタルズやテ…
本書で使用されている用語はこちらで解説しています。
さて12月に入り相場付きはさらに悪化しました。
米国株も下がっているものの、日本株は海外の指数に振り回されている印象を受けます。
株価の下落が新たな変異種の発生だとされていますが、昨年新型コロナの発生で暴落を経験しているので、私は余り下げないと予想していただけに気持ちの悪さを感じているところです。
海外の機関投資家が売り込んでいるのでしょうかね?火曜日になれば指数が発表になるので確認したいところです。
今週の各株価指数です。
2021/12/3週の株価指数
NYダウ平均
NYダウ平均は4週連続の陰線引けとなりました。
下髭を付けての陰線ですが、52週移動平均線が近いのでここを抜けて一気に下落する可能性も捨てきれません。
チャートの形的には不気味さを覚えてしまいます。
上下どちらに振れるか様子見優先!
しっかり、反発が確認されてからの買いですね。
NASDAQ
先週に続いて大きな陰線を引いて下落しました。
25週移動平均線に触れて止まっていますが下落の勢いが強いだけに52週移動平均線に向けてさらに下落も想定としおく必要があります。
日経平均
今週も米国株につられ大きく下げてしまいました。
米国株のように値上がりをしていなかったので、チャート的にはダウやNasdaqのような恐怖感はないです。
8月に付けた27,000円を割ってくるようであれば、次は26,500円あたりに抵抗線がありそうです。
それもこれも米国株次第といったところです。
日経JASDAQ
今週は52週移動平均線をあっさりと抜けてきました。
一時5月付けた安値を更新しましたがその後反発しています。
こちらもしっかりとした反発が確認されるまで手出し無用ですね。
投資主体別の売買状況
海外の機関投資家や証券会社の自己売買部門が大きく売り越して、個人投資家が現金、信用共に買い越しの構図です。
今週は少し注意をした方がよさそうですね。
マザーズ指数
今週は大きく下げました。
金利上昇懸念から依然新興株は厳しい状態が続いています。
すべての移動平均線を下回っています。
8月に付けた1000円割れが意識されるところです。
高成長期待IPO銘柄(監視継続)
著書「IPOトレード入門 成長株発見法」6種類のライフサイクルパターンを紹介します。
「ライフサイクルパターンとは」
IPO銘柄から成熟した銘柄になるまでのライフサイクルと定義できる株価のパターン。研究チームが発見した異なるパターンは、「遅咲きのパターン」、「一発屋または一発屋プラスのパターン」、「ロケットのパターン」、「パンプ&ダンプのパターン」、「段階的上昇のパターン」、「失望のパターン」の6つ。
出典:著書「IPOトレード入門 超成長株発見法」
6種類のライフサイクルパターンの中で高成長の期待が持てるのは「段階的上昇」と「パンプ&ダンプ」ですが、それぞれ概要は次の通りです。
〇「段階的上昇」はもみあいとブレイクアウトを繰り返しながらも、IPOベースまでは下げないライフサイクルパターン
〇「パンプ&ダンプ」はIPO直後に株価が下落し、その後数か月から1年以上もみあいが続いた後上昇に転じるライフサイクルパターン
〇「遅咲き」はI-AP(長期の上昇)に至る前にI-DDP(機関投資家の調査期間)が長く続くライフサイクルパターン。
高成長期待IPO「パンプ&ダンプ」パターンの銘柄
「パンプ&ダンプ」の定義はIPO直後に株価が下落し、その後数か月から1年以上もみあいが続いた後上昇に転じるライフサイクルパターンです。
4194 東証マザーズ「ビジョナル」
「ビジョナル」は初値こそ7150円と公募価格を43%も上回ったものの、その直後から大きく下落して公募価格近くまで売り込まれました。
「パンプ&ダンプ」パターンの典型例です。
その後買いなおされて初値を更新しI-APに移行。
上昇が継続する限りは保有継続です。
コード | 銘柄名 | 市場 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 | 上場日 |
---|---|---|---|---|---|---|
4194 | ビジョナル | 東マ | 5000 | 7150 | 43% | 2021/04/22 |
7373 東証マザーズ「アイドマ・ホールディングス」
「アイドマ・ホールディングス」は公募価格1930円に対して初値は3430円と買われました。
その翌日は利益確定により売られて下げるものの以降は上昇に転じIPO-APを一度も下回ることなく調整局面を経て上昇を続けています。
コード | 銘柄名 | 市場 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 | 上場日 |
---|---|---|---|---|---|---|
7373 | アイドマ・ホールディングス | 東マ | 1930 | 3430 | 77.7% | 2021/06/23 |
高成長期待IPO「段階的上昇」パターンの銘柄
「段階的上昇」のチャートパターンは揉みあいとブレイクアウトを繰り返しながらも、IPOベースまでは下げないライフサイクルパターンのチャートです。
8919 東証1「カチタス」
公開価格とほぼ同額で初値を付けた後、IPOベースから20%以上上昇、その後大きな調整があるもののIPOベースを割り込むことはなく段階的な上昇が続いています。
現在は高値圏でのもみ合い。
来週は高値を更新できるかがポイントです。
コード | 銘柄名 | 市場 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 | 上場日 |
---|---|---|---|---|---|---|
8919 | カチタス | 東1 | 1640 | 1665 | 2% | 2017/12/12 |
「段階的上昇」パターンの銘柄一覧
コード | 銘柄名 | 市場 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 | 上場日 |
7342 | ウェルスナビ株式会社 | 東マ | 1150 | 1725 | 50% | 2020/12/22 |
9145 | 株式会社ビーイングホールディングス | 東2 | 1000 | 1479 | 48% | 2020/12/15 |
5368 | 日本インシュレーション株式会社 | 東2 | 940 | 869 | -8% | 2020/3/19 |
4485 | 株式会社JTOWER | 東マ | 1600 | 2620 | 64% | 2019/12/18 |
4483 | 株式会社JMDC | 東マ | 2950 | 3910 | 33% | 2019/12/16 |
4880 | セルソース株式会社 | 東マ | 2280 | 6020 | 164% | 2019/10/28 |
4477 | BASE株式会社 | 東マ | 1300 | 1210 | -7% | 2019/10/25 |
4436 | 株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド | 東マ | 1050 | 1400 | 33% | 2019/3/19 |
4423 | アルテリア・ネットワークス株式会社 | 東1 | 1250 | 1190 | -5% | 2018/12/12 |
4384 | ラクスル株式会社 | 東マ | 1500 | 1645 | 10% | 2018/5/31 |
9143 | SGホールディングス株式会社 | 東1 | 1620 | 1900 | 17% | 2017/12/13 |
8919 | 株式会社カチタス | 東1 | 1640 | 1665 | 2% | 2017/12/12 |
3563 | 株式会社スシローグローバルホールディングス | 東1 | 3600 | 3430 | -5% | 2017/3/30 |
高成長期待IPO「遅咲き」パターンの銘柄
「遅咲き」は、I-AP(長期の上昇)に至る前にI-DDP(機関投資家の調査期間)が長く続くライフサイクルパターンです。
4169 東証マザーズ「ENECHANGE」
4443 東証1部「Sansan」
高成長期待IPO その他の監視銘柄
6521 東証マザーズ「オキサイド」
コード | 銘柄名 | 市場 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 | 上場日 |
---|---|---|---|---|---|---|
6521 | オキサイド | 東マ | 2800 | 6540 | 133.6% | 2021/04/5 |
5759 東証マザーズ「日本電解」
日本電解は公開価格と初値が同額でしたがその後急伸してロケットパターンとなりました。
その後2か月程度のI-DDP(機関投資家の観察期間)を経て上昇、上場直後の最高値を更新して段階的上昇パターンになりつつあります。
コード | 銘柄名 | 市場 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 | 上場日 |
---|---|---|---|---|---|---|
5759 | 日本電解 | 東マ | 1600 | 1600 | 0% | 2021/06/25 |
4071 東証マザーズ「プラスアルファ・コンサルティング」
コード | 銘柄名 | 市場 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 | 上場日 |
---|---|---|---|---|---|---|
4071 | プラスアルファ・コンサルティング | 東マ | 1810 | 3205 | 77% | 2021/07/27 |
7379 東証マザーズ「サーキュレーション」
コード | 銘柄名 | 市場 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 | 上場日 |
---|---|---|---|---|---|---|
7379 | サーキュレーション | 東マ | 1810 | 3205 | 77% | 2021/07/27 |
John Boik=モンスター株の著者
モンスター株の著者のJohn BoikはTwitterで来年の株下落を呟いています。
Just because you were a Monster Stock last year doesn’t mean you’ll repeat the next year. This has had a choppy year and looks to have a bad year end. pic.twitter.com/oCxARdPYW1
— John Boik (@monsterstocks1) December 3, 2021
昨年がモンスターストックだったからといって、来年も繰り返すわけではありません。 今年は不安定な年であり、年末が悪いようです。
John Boik
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