こんにちは。損切り爺こと幸爺です。
さて、9月に入って日本株の相場つきが変わりました。
今日は、タイミング良く買えた東証マザースのロゼッタについて記事にしました。
9月に入り、上昇トレンドに変化か?
といっても、割安株のバリュー株は広く買われていますが、私の大好きなグロース株があまりさえませんでした。
東証一部、二部銘柄が買われグロース株中心の東証マザースの指数はマイナスが続いていました。
その様子は下のチャートをご覧になれば明らかですね。
でも、20日の金曜日には東証マザースの銘柄が幅広く買われマザース指数は大きく反発して終わっています。
日経平均株価のチャート
東証マザースのチャート
東証マザースの銘柄では、AI翻訳の「ロゼッタ」に投資しています。
ブログでも、何度かご紹介しているロゼッタには成長性を感じていて、毎日値動きを観察している銘柄です。
前日に下ヒゲを残したので買った
ロゼッタは、9月12日に長めの下ヒゲを残して終わりましたので、翌日の13日に3270円で400株を買いで入りました。
損切りラインは、100円安い3170円に逆指値を入れました。
株が逆指値まで下げたら、約40000円の損失です。
私にとって、この程度の損失であれば許容範囲内です。
ロゼッタを10日間ほど保有していますが、逆指値の3170円まで下がることなく、9月20日金曜日には買値よりも300円ほど上昇し3575円、現在の含み益は約120,000円です。
今後の上昇は、75日移動平均線を超えて終われるかがカギとなりそうです。
また、東証マザースの上昇が続けば連動して含み益が増えるのではないかと思います。
あくまでも含み益ですので、当然ですが売らない限りは利益にはなりません。
紫色の75日移動平均線で跳ね返されています。
ここを大きく突破すれば、上昇に弾みがつくかもしれません。
そして、次の関門は、8月22日につけた間近の高値3850円あたりでしょうか。
ロゼッタの財務状況(2019年5月時点)
自己資本比率 | 45.5% | 低い、一般的に40%以上あれば倒産しない。 |
利益剰余金 | -179百万円 | |
有利子負債 | 523百万円 | |
ROE | 24.5% | 十分に高い。東証1部上場企業の平均8%、欧米企業10%超。 |
ROA | 9.7% | 十分に高い。大企業のROAは2%台、欧米企業4%台。 |
営業CF | 825百万円 | 本業の儲け(※特に重要)、プラスであること。 |
投資CF | -696百万円 | マイナスは積極的に投資活動を行っている。 |
財務CF | -232百万円 | マイナスは借入金の返済や自社株買いを示す。 |
現金等 | 851百万円 | 会社の預金残高。 |
有利子負債 | 523百万円 | 利息支払いがある借入金。 |
「自己資本比率」と本業の儲けを示す「営業キャッシュフロー」は特に重要な経営指標です。
自己資本比率は、40%未満になると倒産のリスクが高まります。
ロゼッタの2019年2月期の決算では、自己資本比率が45.1%、2018年2月期の赤字の影響によって、利益余剰金が-289百万円になっていました。
上表は2019年5月期では、自己資本比率が45.5%、利益余剰金が-179百万円と3か月間で改善しています。
ロゼッタは2019年2月期から黒字化し、更に本業のAI翻訳が急伸していますので、2020年2月期には利益余剰金はプラスに転じ自己資本比率も大幅に上昇すると予想しています。
また、営業キャッシュフローでは825百万円と本業で大きく現金収入を得ていることが分かります。
ROE(自己資本利益率)とROA(総資産利益率)は、稼ぐ力を測るモノサシとして重要視されていますが、ロゼッタは何れの数値も平均より高く、大手の企業の平均よりも収益率が高いと言えます。
「現金等」と「有利子負債」を比較すると、「現金等」のほうが多いので、財務の健全性が高いと言えます。
2019年2月期に523百万円あった有利子負債は、同年5月期には459百万円に64百万円ほど減少しています。
借入金の返済が進んでいることを示しています。
大幅増収増益の第一四半期決算
7月12日に2020年2月期の第一四半期決算が発表され、前年同期比で売上149.8%、営業利益379.2%、経常利益368.6%と大幅な増収増益となりました。
2019年2月期第1四半期 | 2020年2月期第1四半期 | |
売上高 | 6億5100万円 | 9億7500万円 |
営業利益 | 4400万円 | 1億7000万円 |
経常利益 | 4600万円 | 1億7000万円 |
純利益 | 3500万円 | 1億1000万円 |
1株当たり利益 | 3円57銭 | 10円75銭 |
増収増益の要因は、MT事業のAI翻訳機「T-4OO(ver.2)」が会社でも予想できないくらい受注が凄いのです。
ロゼッタのIRでは以下の様に説明しています。
今期から当面の間、MT事業の売上成長率が落ち着く(目安として対前年比150%)までは、業績予想は固定値として開示しないこととしております。
つまり、MT事業の売り上げが凄すぎで予想が出せないと言っているのです。
ロゼッタが提供しているグラフをご覧になれば、一目瞭然です。
ロゼッタの株価
9月20日の株価です。
終 値 3,575円 前日比 +95(+2.73%)
3,455円 始値
3,645円 高値
3,430円 安値
392,300株 出来高
ロゼッタの今後の株価を予想
業績について以上に説明した通り増収増益は間違いないところですが、優秀な人材採用のため、また新規事業開発のため、経費について糸目をつけていません。
なので、増収増益の幅がどの程度で着地するかは読めないところです。
また、9月13日時点で機関投資家の空売り残が約60万株、個人投資家の買い残が100万株を超えています。
機関投資家の売り残は今後株価が上昇すると買戻しにより株価の上昇に追い風となりますが、買い残は株価の上昇を押さえる要因となります。
ロゼッタの最高値は、今年の4月18日につけた4995円ですが、今年中に更新できるかがカギです。
ここを抜けてくると、調整期間が長かっただけに、6000円、8000円の株価も期待できると考えています。
まとめ
毎日、注目しているロゼッタについて記事にしました。
このブログでも何度かご紹介してきました。
ロゼッタは、4月に好決算を発表して株価が急伸した後、急落し、半年近くボックス圏内で動いてきました。
そろそろ、このボックス圏を上抜けして、上昇トレンドに突入しても良い時期になったと考えています。
もともとロゼッタは、値動きの激しい株ですので、急伸も急落もします。
利益確保はガッチリと、そして損切りラインを明確に、臨みいと思います。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。